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犬を飼う方法として、近年里親制度が注目されています。
しかし保護犬を飼うのはペットショップで犬を飼うのとは少し違います。
なぜなら保護犬の中には心に傷を負っている子がいるので犬を飼うのとは別の心構えが必要になるから。
これから保護犬を迎えようとしている方に向けて里親制度を知って欲しいです。
この記事に書いてあること
- 保護犬とはどんな犬のことなのか
- 里親制度から犬を迎える方法と流れ
- 保護犬を家に迎えた後の注意点や心構え
保護犬とは
そもそも保護犬とはこのようなわんちゃんたちのことをいいます。
- 飼い主さんの事情で飼えなくなってしまった
- 飼い主さんに捨てられた
- ブリーダーやペットショップから販売できないといわれた
- 迷子
- 野良犬
- 多頭飼いに失敗して保護された
保護犬と聞くと「雑種が多い」「成犬や老犬が多い」「野良犬」のイメージが多いですがそんなことはありません。
子犬も少ないしみんなボロボロなんじゃ・・・
そういうわんちゃんもいますが、中には飼い主さんに飼われていた経験があったり、ブリーダーから引き取られた純血統や血統書つきの子犬もいます。
里親制度とは
保護団体の方は保護犬と新しい家族をつなげる活動をしていますが、同時に保護犬をなくす運動もされています。
環境省が発表した「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」によると。
令和2年4月1日~令和3年3月31日で殺処分された犬猫は23,764頭(犬4,059頭、猫は19,705頭)でした。数年前と比べると殺処分される犬猫は減少していますが、それでも多いですよね。
参考元:環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
保護犬ってどこに行ったら会えるのかな?私でも飼える?
保護犬をお迎えするまでの流れ
ここから詳しく説明していきます!
里親募集のサイトや保健所、譲渡会などを検索して、お住まい近くにいるわんちゃんを探しましょう!
家族の一員を探しましょう!
こちらは里親を募集しているサイトです。
ブリーダーLINKお気に入りのわんちゃんをみつけたら
譲渡条件を確認して応募フォームから申し込みましょう!
応募にはアンケートに事前回答を求められることが多いです。
譲渡会は会場に参加してわんちゃんに会いに行きましょう。そこでわんちゃんの説明、譲渡条件の説明を聞くことができます。
里親募集者から希望者へ譲渡の条件や飼育環境の確認と面談を行います。
里親になる条件はたくさんあります。
それをクリアしわんちゃんが幸せに暮らしていけるか検討します。
保護団体に保護された犬は理由は様々ですが、人間の勝手な都合で保護された犬がほとんどです、
第二の犬生を幸せに暮らすために優しい飼い主さんと巡り合えるのを待っています。
その為わんちゃんの新しい飼い主さんへの面談はとても重要で事前に行うアンケートも細かく厳しいものになっているのです、これもすべては保護犬の為です。
保護団体の方はわんちゃんたちが幸せな第二の犬生を送れるように日々活動を行っています。
保護犬の生体費用は無償ですがその他に必要な経費がかかります。
下に犬を飼うのに必要な費用をまとめました、これらを理解した上でわんちゃんを飼うことを決めましょう。
マイクロチップ登録 | 動物病院で装着 装着費用(10,000円前後) 登録料(1,000円) |
健康診断 | 動物病院により異なります |
去勢避妊手術 | 去勢費用(15,000円~30,000円) 避妊費用(20,000円~50,000円) |
ワクチン代 | 狂犬病や混合ワクチン |
フード代 | 愛護センターなどで食べていたフードを引き続き食べさせてあげてください。 |
飼育するのに必要なグッズ | ケージ・ベッド・トイレ・ペットシート・キャリーケースなど |
医療費 | 検査など診断によって変わります。 |
わんちゃんを飼うにはお金が必要です。ワクチン代やフード代、ペットシート代は一生かかりますし、病気や気になることがあれば病院代もかかります。終生責任も持って飼う覚悟を持ちわんちゃんを飼いましょう。
わんちゃんと対面します。その子の性格や過去を知り自分に飼えるのかを真剣に考えましょう。
わんちゃんとの相性診断のため
「トライアル飼育」を行い希望者が飼育できるかどうか募集者さんが判断します。
「トライアル飼育」が問題なく進めば、その後正式な譲渡になります。
保護犬は様々な理由で保護されており、過去にトラウマがあるわんちゃんもいます。
その子の性格を知り一生傍にいてあげられる覚悟があるかどうか、ここで一度ご自身とご家族で話し合ってください。
「トライアル飼育」が問題なく進めば正式な譲渡になります。
正式な譲渡が決まれば受け渡しです。
受け渡し場所は募集者と希望者で話し合い譲渡場所を決めます。
受け渡しの際は必ず相手の身元を確認し「譲渡誓約書」を取り交わしてからわんちゃんを迎えてください。
相手が誓約書の取り交わしを拒否する場合は譲渡を中止してください。
トライアル飼育を経て正式に譲渡が決まればいよいよ受け渡しです。
ここで気を付けなければいけないのが「譲渡誓約書」の取り交わしです。
これはとても大事!誓約書を取り交わさない方との譲渡はやめましょう。
譲渡の際相手がこの「譲渡誓約書」の取り交わしを拒否した場合は即刻受け渡しを中止し里親サイトの管理者の方に通報してください。
保護犬を迎えた時の注意点と心構え
保護犬を家族に迎えたら次にやるべきことはおうちでの過ごし方です。
保護犬のほとんどが人間の勝手な理由で保護されています。
中には人間のせいで傷つきトラウマがある子も少なくありません。
そんなわんちゃんが新しい家族になったからといって、すぐに心を開いてくれるわけがありません。
ここではそんな保護犬を家族として迎えたときの5つの注意点を紹介します。
少しでもおうちに慣れてもらう為にこの注意点を意識して接してあげましょう!
- つらい思いをしてきたことを知る
- むやみに近づかない
- 叩かない
- 居場所を作ってあげる
- しつけは焦らない
つらい思いをしてきたことを知る
飼い主が飼えなくなってしまった、多頭飼いができなくなった、虐待されていたなど過去につらい思いをしてきたわんちゃんも多くいます。
最初は家に迎えても震えたり、ごはんを食べなかったり、ケージから出てこないなど問題があると思います。
わんちゃんの過去や性格を知りその子に寄り添うようにしてください。
この人は自分に優しくしてくれる、つらい思いをさせない人だと分かればわんちゃんは歩み寄ってくれます。
信頼関係を築いて楽しいワンライフを送ってください!
むやみに近づかない
今まで生活していた場所から人も環境もまったく違う場所で生活するのでわんちゃんはドキドキです。
飼い主さんからするともう怖くないよ、楽しい思い出作ってあげるよ!と意気込んでいると思います。
しばらくは怯えて震えることもあるので初めはただ見守ってあげてください。
叩かない
虐待やつらい思いをしてきたわんちゃんは撫でようと手を差し出しただけで、首を落としたり尻尾を下げたり震えることがあります。
また身を守るために吠えたり噛んだりと攻撃的になる子もいます。
その子が何に怖がっているのかを知り注意して接していきましょう!
保護団体の方に聞いて、前もって対策をとるのもいいですね!
居場所を作ってあげる
保護犬が安心して過ごせる場所を作ってあげましょう!
譲渡される前に必需品の話があると思います、ケージなどを準備しているのでそこに入れてあげましょう。
もしケージに入りたがらず部屋の隅にいるようなら無理に移動させずそこで休ませましょう。
そして無理に近づくことはせずそっと見守ってください。
しつけは焦らない
通常「犬のしつけはお迎えしたその日から始まります!」と言われますが保護犬の場合はちょっと違います。
お迎えしたばかりの保護犬は不安と緊張でいっぱい。
その子の過去や性格によりますがまずは緊張を解きほぐし家に慣れてもらう為にも、しつけのことはいったん忘れましょう!
たくさんの愛情を注ぎ保護犬との信頼関係を築いてください!
保護犬のしつけは焦らずゆっくりと!
まとめ
保護犬を飼うのは難しいという意見もあります。
確かにトラウマを抱えている子も多く、飼うのが大変だと思うことがあるかもしれませんが、
実際にはお利口なわんちゃんもいますしペットショップで飼うわんちゃんがみんなお利口かといわれたらそうではないですよね。
大事なことは1つの命を預かり育て終生飼養することです!
終生飼養とは「動物を最後まで面倒をみること」です。
わんちゃんをお迎えしようと思っているならペットショップやブリーダーさんの前に里親という選択肢を考えてもいいですね。