【犬の多頭飼い】先住犬が子犬から逃げる!仲良くさせる5ステップ

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犬好きならいつかは憧れる多頭飼い、犬同士が一緒に遊ぶ姿を見るのは癒されますね。 

しかしSNSで多頭飼いの充実した写真をみて、2頭目を飼ったものの実際は全然仲良くしてくれないとお困りの飼い主さんをよくみかけます。

多頭飼いで最も重要なポイントは先住犬をなにより優先すること。

 そして飼い主さんが一頭一頭としっかり向き合うことが大切。

まいわんこ
まいわんこ

今回は実際に多頭飼いに成功している私が先住犬と仲良くさせる方法を紹介します。

子犬と仲良くさせるには先住犬が最優先

犬同士が仲良くできないのは飼い主さんの態度が原因になっている場合があります。

もっとも重要なのは先住犬を優先すること。

犬は上下関係を重んじる動物。

家庭内では「飼い主さんがリーダー」だと、愛犬の中にはすでに序列ができあがっているのに、突然現れた子犬に飼い主さんがかまってばかりだと先住犬は戸惑ってしまう。

では仲良くするにはどうしたらいいのか、まずは先住犬の様子とその対処法を見ていきます。

先住犬の様子
  • 先住犬が子犬から逃げる、子犬が先住犬を追いかける
  • 先住犬が子犬に吠える
  • 子犬が元気すぎて先住犬の体調が悪い

先住犬が子犬から逃げる場合、まずは距離を置く

先住犬が子犬から逃げ回る場合は、先住犬の性格がおとなしく落ち着いている子が多いです。

子犬が来る前まで先住犬には自分の生活ペースがありましたが、知らない子犬が突然現れて自分の生活を乱されたら戸惑ってしまうのは当たり前。

そんなときは子犬と距離を離しましょう。

まいわんこ
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なにより環境が変わることが先住犬のストレスに!

部屋で遊ばせるときは子犬をケージにいれ先に先住犬と遊び、次に子犬と遊びましょう。
先住犬に「あなたが1番よ」ということを言葉と態度で示せば子犬にも伝わり上下関係が確立されていくでしょう。

ミニチュアダックスフントの子犬

コトがうちに来て2週間頃の様子です。

遊ばせるときは別々に。

コトのことが気になるチロル。

でもお互い吠えたり威嚇したりすることはなかったです。

先住犬が子犬に吠える場合は、静かに見守る

逃げる場合と同様、子犬に対して吠える子は警戒心が強く、臆病な子が多い。
特にダックスは警戒心が強い方、自分のテリトリーに不審な犬が入ってきたら吠えて部屋から追い出そうとします。

先住犬が子犬に吠えたら叱らず静かに見守りましょう。

まいわんこ
まいわんこ

この時に大事なことは、決して先住犬を叱らないこと。

先程、警戒心から吠えるといいましたが、吠える理由はそれだけでなく突然家にやってきた子犬への不信感から吠える場合もあります。

このような場合も飼い主さんは先住犬を叱らずに2頭を見守ってあげます。

まいわんこ
まいわんこ

お互い攻撃する危険性がなければ、静かに見守ることも飼い主の役目。

それでも吠える場合は、もう少し時間をおいてから触れ合わせてみましょう。
その間の生活はケージから出すとき、ごはんやおやつをあげるとき、散歩の準備やシャンプーなどのお手入れも先住犬から先にしてください。

まいわんこ
まいわんこ

大事なのは、子犬の前で先住犬を優先して生活すること!

子犬が元気すぎる場合は、子犬を疲れさせる

先住犬よりも2頭目の方が年齢が若い子を飼うことが多いでしょう。

先住犬が2頭目の子と年齢が離れていると生活スタイルが違い、体力も睡眠時間も変わってきます。

子犬の体力に合わせていると先住犬は疲れて体調を崩す子もいるので、子犬を疲れるまで遊ばせ落ち着いたときに先住犬と触れ合わせるのがいいでしょう。

まいわんこ
まいわんこ

先住犬の生活スタイルは崩さないこと。

先住犬と仲良くなる5ステップ

2頭目を迎える前にケージやベッドは個々に用意してください。安心して過ごせる自分だけの場所を作ることでストレスが軽減されます。

先住犬と仲良くさせるには時間をかけて慣らすのがコツ。

それでは私が実践した先住犬と仲良くさせる方法を紹介します。

先住犬と仲良くさせる究極ガイド
  • 初日から2週間は触れ合わせずお互い離れた場所で過ごす
  • 2週間後ケージ越しに触れ合わせる
  • お互いのケージに入れて匂いを認識させる
  • 飼い主が傍に付き添いながら触れ合わせる
  • 飼い主が離れたところで触れ合わせる

①初日から2週間は触れ合わせずお互い離れた場所で過ごす

2頭目をおうちに迎えたら先住犬とは離れた場所で過ごさせます。

※部屋は同じで構いません

初日は環境が変わったことでわんちゃんお疲れです。ゆっくり休ませてあげましょう。

2頭目がおうちに慣れてきたら、部屋を探索させてあげましょう。

必ず先住犬と遊んだ後に2頭目をだすことが大事。

先住犬を優先してかまうこと

子犬が来て一番戸惑っているのは先住犬です。飼い主さんが子犬にかまいすぎると先住犬はストレスが溜まる危険性が。

先住犬を優先することで子犬も「先輩なんだ!」と認識するように。

まいわんこ
まいわんこ

声がけも、ごはんも遊ぶのも先住犬から!

久しぶりに子犬を迎え初日の過ごし方を忘れてしまった方、こちらの記事を参考にしてください。

②2週間後ケージ越しに触れ合わせる

ミニチュアダックスフントの子犬

2週間がたちコトのケージをチロルのケージの近くに移動しました。

先住犬を先にケージからだします。

チロルはコトに興味津々。

先住犬と仲良くさせることに気を取られていると子犬のしつけを忘れがち。

子犬は今が大事な時期、しっかりしつけよう。

掃除機に慣れさせるしつけ中。

③お互いのケージに入れて匂いを認識させる

次は、お互いの匂いがついているいケージに近づけます。
コトは遠慮なくチロルのケージにお邪魔してました。

※お互いの性格をみてすぐ触れ合えそうなら、これはしなくても大丈夫です!

④飼い主が傍に付き添いながら触れ合わせる

いよいよ先住犬と触れ合わせます。

このときも先住犬を先にケージからだす。

初めは飼い主さんも近くにいて見守ります。

※先住犬が吠えても叱らず静かに見守って。

するとお互いが歩み寄ったりお尻のにおいを嗅いだりお互いを認識し合っているようでした。

⑤飼い主が離れたところで触れ合わせる

仲良くできそうなら飼い主さんは少し離れたところから見守りましょう。

先住犬が逃げたり、嫌がっているようなら1つ前に戻って飼い主さんが傍にいてあげます。

チロルはとっても仲良くしたいみたいでコトに近寄っては「遊ぼう!遊ぼう!」と誘ってました。

体は小さいけど以外に強気なコトちゃん(笑)

仲良くなるのに時間はかかりませんでした。

この方法で我が家の2頭は仲良くなり、逃げ回ることもお互いを攻撃することも1度もありませんでした。

これから2頭目を迎える方、2頭目を迎え入れた方ぜひこの方法を使って先住犬と仲良くしてください。

多頭飼いの注意点

多頭飼いの注意点
  • 一緒に吠えるに気を付ける
  • 飼い主との信頼関係を崩さない
  • 散歩のしつけは1頭ずつ

一緒に吠えるに気を付ける

先住犬は元々吠えるタイプではなかったのに、2頭目のわんちゃんが吠えるとつられてワンワンしてしまうのはよくあること。いたずらも同じ。

まいわんこ
まいわんこ

多頭飼いもきちんとしたしつけが必要。

飼い主との信頼関係を崩さない

犬同士が仲良くなりすぎて、群れ意識が高くなると飼い主さんとの信頼関係が希薄に。

1頭1頭ときちんと向き合うことが大切。

まいわんこ
まいわんこ

コミュニケーションが大切。

散歩のしつけは1頭ずつ

2頭目の犬が散歩に慣れるまで散歩は1頭ずつ行く。散歩に慣れてる先住犬と初めての子では外の世界への馴染み方が違うからです。

一緒にでかけてかまいませんが、1頭ずつ上手に歩けるようになってから一緒に散歩しましょう。

2頭目を迎えるタイミング

2頭目を考える時、先住犬との相性や年齢差を考えますが

大事なのは飼い主さんとの関わり方

よく1歳未満は大丈夫、2~3歳差がよくない、5~8歳差がいい、去勢・避妊前の子がいる時に迎えるのは大変など聞きます。

うちはチロル・コトともにパピー期に迎えました。先にチロルを迎えていたのでしつけを継続しつつコトのしつけも始めました。同時期にしつけができるのは楽でしたよ。

まいわんこ
まいわんこ

その子の性格を知り1頭1頭と向き合うことが大切。

それでも不安な方は犬の通信講座「こいぬすてっぷ」を利用してみましょう。

1歳までのしつけをトータルでサポートしてくれるので、しつけに不安がある方はこちらもおすすめ。

詳しくはこちらの記事を読んでください。

わかりやすい5ステップ動画でチェック

こちらの先住犬と仲良くさせる5ステップを動画にまとめたものを500円で販売してます。

記事で紹介している5ステップをさらにわかりやすく解説。

動画ではここには書いていない、多頭飼いの性別別の相性についても紹介しています。

写真だけじゃわからない!もっと詳しく解説してるものが欲しい!という方はこちらを参考にしてください。

まとめ

先住犬と仲良くさせる方法を紹介しました。

まとめ
  • なにより先住犬を優先
  • 2頭目がきてもすぐに先住犬と会わせない
  • 先住犬が吠えても叱らずそっと見守る
  • 先住犬の生活ペースを乱さない

何度も言いますが2頭目を迎えるのに最も重要なことは先住犬ファーストであること。
2頭目の子に先住犬が先輩なんだと理解させることが大切。

うちの子たちは11歳になりますが、いまでもご飯をあげる、ケージからだす、抱っこするなど、なにかするときはすべて先住犬からしてます。

多少喧嘩したり吠えたりしても犬同士で解決します。飼い主はそっと見守ることが大切です。