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メスの子犬を飼うと勧められる「避妊手術」について。
- こんな小さい体で手術なんて大丈夫?
- どうして手術しないといけないの?
- 麻酔って危なそう
- なにかあったらどうしよう
- 手術させたいけど費用が高そう
避妊手術をすることによって「将来起こりうる病気を防げる」「計画外の妊娠を防げる」ことができます。
実際私もメスのカニンヘンダックスに手術を受けさせました。
ここでは実際に手術を受けさせた私がわかりやすく簡潔に避妊手術のメリット・デメリットやその費用について紹介します。
- 避妊手術について
- 避妊手術のメリット・デメリット
- 避妊手術を受けた体験談
避妊手術とは卵巣・子宮を摘出する手術
犬の避妊手術は2種類あります。
1.卵巣のみを摘出する「卵巣摘出術」 日帰りまたは1泊
2.卵巣と子宮を摘出する「卵巣子宮摘出術」 1泊、場合によっては2泊
私は「卵巣子宮摘出術」を受けさせました。
手術を受けさせる時期は生後6ヶ月~1歳頃
メス犬が手術を受けるのに最適な時期は、発情期(いわゆる思春期)を迎える前の生後6ヶ月~1歳頃がいいとされています。
その理由は乳腺腫瘍の発生率。
初めての発情期前に避妊手術をした場合の発症率は0.5%ほどになるんです。
つまり99%以上乳腺腫瘍を予防できるんです。
この発症率は手術を行う時期によって変わっていき、2回目の発情期前に手術をした場合発症率は8%になり、3回目4回目と発情期がくるほど予防できる確率が下がっていき、それ以降は予防の効果は得られないとされています。
ですので、いつまでにしないとダメ!というわけではないですが、発情期が来る前の生後6ヶ月頃に行うのがいいとされています。
また手術は全身麻酔で行われるので、若くて体力のあるほうが回復も早いので早いうちに受けさせたいですね。
避妊手術のメリット・デメリット
避妊手術はよく行われる手術の1つですが、全身麻酔で行われるので心配する飼い主さんもたくさんいると思います。
メリット・デメリットをしっかり理解したうえで手術をするかどうか決めましょう!
避妊手術のメリット
- 乳腺腫瘍の発症を予防できる
- 他にも子宮の病気・卵巣の病気の予防
- 計画外の妊娠を防げる
- 飼い主は出血(生理)の世話がなくなる
- 犬は発情のストレスから解放される
- ストレスと病気になる率が軽減されることによって、健康的で長生きできるといわれています
- 発情期のストレスや問題行動が少なくなり、お散歩や旅行などが自由にできる
避妊手術のデメリット
- 全身麻酔のリスク
- 妊娠をさせたくてもできない
- ストレスがなくなることで消費カロリーが激減し太りやすくなる(注意と管理が大切)
先にも述べましたが、最大のメリットは「乳腺腫瘍の予防」「妊娠を防げる」ということです。
年間数十万頭もの子犬が殺処分されています。妊娠を望まないのであれば手術を受けさせることを考えてもいいのではないでしょうか。
避妊手術は全身麻酔で行われます、人間も同様、麻酔にも手術にもリスクはあります、信頼できる動物病院でしっかりと説明を聞き理解したうえで受けるか決めましょう!
妊娠についてですが、安易にうちの子の子供が欲しい(見てみたい!)という考えだけで、子供を作ろうとしてはいけません。 小型犬の中でもダックスの繁殖は難しく、親兄弟の遺伝性疾患の有無やその子の性格、毛の組み合わせ方についても複雑(タブーな組み合わせがあります)で専門知識が必要になるからです。 愛犬や産まれてくる子犬の健康を考えてあげたいですね。
避妊手術の費用
気になる避妊手術の費用は、体格にもよりますが20,000~50,000円ほど。年齢や症状により検査や持病の管理などで費用は変わってきます。
ちなみに、うちの子の手術代は避妊手術代26,000円とカラー代700円の26,700円でした。
避妊手術の流れと体験談
うちのコトちゃんが実際に避妊手術を受けたので、術後10日間を紹介したいと思います!
コトは1歳過ぎた頃に避妊手術を受けました。
病院はオスのチロルが去勢手術を受けた病院で受けました。1度お願いしているので信頼できる病院だったからです。
それでは術後のコトの様子を紹介します^^
手術前日
夕ご飯を食べたあとは絶食させます。お水は飲んで大丈夫です!
当日全身麻酔をかけるので、意識のないときに未消化のものが胃に残っていると吐いてしまい誤嚥することがあるからです。
もし食べてしまったら先生にそのことを伝えましょう。
手術当日
午前中にコトを病院へ連れて行きました。手術が終わるまでしばしお別れです・・・
なにかを察しているのかブルブル震えていました。手術が終わりコトを迎えに行ったのは夕方でした。
すみません、手術に私もドキドキしてて病院での写真撮ってる余裕がありませんでした^^;
お迎え当日
お迎えに行ったときは疲れていたけどシッポを振って待っていてくれました。
今日はハウスで休息。おうちに帰ってこられて喜ぶコトちゃん。
術後3日目
お部屋で散歩しました。
包帯や傷のところを触ると心配なのでこのときチロルはケージで待機。
コトちゃんごはんはしっかり食べてます。
術後4日目
チロルがうれしくてはしゃいだのが嫌すぎたコトはパパの元に避難。
包帯はまだ取れませんが元気。
術後5日目
お腹の包帯取れました。傷口には絆創膏が貼ってあります。
嫌がっていたカラーも慣れたものです。
(ベッドにカラーが入りきらなかったみたいでした。)
術後10日目
カラーに嫌気がさしてきました。
カラーの形状変わってますが大丈夫でしょうか・・・
術後11日目
抜糸してもらいました、傷口もきれい。
病院ではおとなしく(ビビって)ましたが、家に帰るとカラーからも解放されて自由になってとっても喜んでました。
手術から術後まで、一番気を付けたのはもう一匹のチロルとの接触。一緒に遊びたいチロルをなだめるのは大変でした。
傷口に触ったり包帯を噛んだりしたら困るので、順番に遊ばせてました。
こちらが手術から10年たった傷跡です。もうほとんどわかりません。
抜糸後も赤くなったり腫れたりすることなく元気に過ごしてます。
コトが避妊手術をした「こいけ動物病院」です。以前は「西岡動物病院」だったのですが現在は小池先生にたすきが渡ったそうです。
私がうちの子に手術を受けさせた理由は「将来起こりうる病気を防げる」ということと「妊娠を防げる」ということだからです。うちにはオスのミニチュアダックスフントもいるので、もし知らない間に妊娠してしまったら体格の小さいカニンヘンダックスフントがひと回り大きいミニチュアダックスフントの子供を妊娠してしまうことになります。
それはカニンヘンダックスにとってとてもリスクのある妊娠になります。
妊娠させるためにオスとメスを飼ったわけではないので手術を受けさせることにしました。
よかったらオスの去勢手術についての記事も合わせてご覧ください。
それとエリザゼスカラーは大事!あれがないと絶対傷のところを舐めていたと思います。1日中見張っているわけにはいかないので^^;
術後におすすめの術後服!脱カラー宣言!
上の写真をみてもおわかりいただけるかと思いますが、エリザベスカラー邪魔そうですよね!
コトが手術を受けた10年前はこの商品があったかわからないんですが、これすごくいいと思います!
術後服というもので10年前知っていたらこれ買ってました。
- 身動きが取りづらくストレス
- クレートで寝る子にはカラーが邪魔で入れない
- ごはんやお水が飲みにくい
エリザベスカラーは術後のキズを舐めさせない為に必要なものですが、どうしても日常生活に支障がでてしまうので飼い主の悩み。
特にダックスは短足なので歩いているとケージに入るときなど引っかかってかわいそうでした。でもこの術後服ならこの悩みが一気に解消できますね。
- 伸縮性に優れた抗菌素材で着心地バツグンの日本製
- ネットにいれて洗うことができるのでいつでも清潔!
- 胴長ダックスのサイズ豊富
なんといってもこの術後服、着たまま排泄(うんち・おしっこ)ができるようになってるんです!
術後服を着せて少しでも愛犬のストレスをなくしてあげたいですよね!
手術を考えている方・予定している方・まさに今術後(カラー装着中)です!というかた一度こちらから術後服ご覧になってみてください^^↓↓
まとめ
避妊手術について紹介しました。
大事なことは避妊手術は「将来起こりうる病気を防げる」「妊娠を防げる」ということ。
手術には必ずリスクがあります、信頼できる動物病院に相談し事前にしっかり検査をしましょう。
犬の「去勢手術」について詳しく知りたい方はこちらも合わせてご覧ください。