この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
仕事やプライベートで家を空けるなど、どうしても愛犬を留守番させなくてはいけないことありますよね。
「犬は何時間まで留守番させて大丈夫?」と不安を感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
しかし愛犬との暮らしの中で、留守番は避けて通れない課題。
この記事では、犬の留守番時間を決めるポイントや注意点、さらに分離不安症の症状や対策、留守番のトレーニング法など様々な情報を紹介します。
この記事で紹介するポイントを押さえれば、愛犬のストレスを軽減し、安心して留守番させることができます。
すぐに留守番のしつけを知りたい方はこちら
能登半島地震の時、2匹をクレートにいれて避難しました。留守番のしつけをしたおかげですんなり入ってくれて避難することができました。
普段留守番をさせることがなくても、いざというときのためにトレーニングしておきましょう。
犬の留守番に関する基礎知識
犬はもともと群れで行動する動物のため留守番は苦手。
そのためひとりで長時間の留守番をさせることは犬にとって大きなストレスに。
しかし、いざというときに留守番ができないのは困るので、子犬のうちから少しずつ慣らす必要があります。
犬の留守番時間は、一般的には6~8時間、長くても12時間が限界。
飼い主は留守番時間を犬の性格や個体差、トレーニングの度合いに応じて調整しましょう。
犬の適切な留守番時間
犬の適切な留守番時間は、年齢や性格、体調によって異なる。
一般的には、成犬であれば6~8時間が適切とされますが、子犬やシニア犬、また性格の活発な犬や分離不安がある犬はより短い時間が適しています。
犬の個々のニーズに合わせて留守番時間を調整することが重要。
子犬期
子犬のうちは月齢プラス1時間が目安。
でもいきなり長時間の留守番はできないので、トレーニングが必要。
数分の短い時間から練習を始めましょう。
しかし子犬は1日の食事回数や排泄回数が多くトレーニングが必要な大切な時期なので、生後半年以上になるまでは長時間の留守番は避けるべき。
成犬期
留守番のトレーニングをした成犬なら平均10時間くらいの留守番が可能。
社会化が完了し、トイレトレーニングもほぼ完了しているため、比較的長い時間を留守番できる。
しかし臆病な子は寂しさを感じやすく、短い時間でも留守番を苦手とする場合があります。
しつけができていれば室内をフリーで留守番できるけど、いたずらっこはケージで留守番させましょう。
シニア期
シニア期は健康状態を考え4~5時間の留守番時間が適切。
高齢になると排泄回数が増えたり、介護が必要になったりするため長時間の留守番は避けます。
留守番のしつけ3ステップ
留守番のしつけで一番大切なことは、留守番は特別なことじゃないということを愛犬にわかってもらうこと。
留守番が特別だと思っているのは飼い主さんなので、その気持ちが愛犬に伝わると不安になって吠えることにつながります。
特別なことと思わせないようにすることが、留守番への第一歩!
まずは、ケージやクレートで過ごせるようハウストレーニングを始めます。
特に子犬の場合は、室内でフリーにさせると思わぬ事故に繋がる可能性が高いのでケージやクレートにいれて留守番させます。
成犬でもしつけができていればフリーで留守番させられますが、いたずらっこはケージにいれましょう。
私はケージで留守番させてます。
ハウストレーニングの5ステップはこちら
【ケージに入ってくれない】入らない理由と今日からできるハウストレーニング5ステップケージやクレートに慣れたら、中でひとりでいる練習をさせます。
愛犬がケージやクレートに入ったら、飼い主はそっとその場を離れます。
「部屋を出たら戻る→玄関に行ってすぐ戻る」というように少しずつ距離を長くしてステップアップしましょう。
始めは数秒~数分の短い時間から練習し、徐々に時間を増やすことが大事。
このとき愛犬が吠えても、戻ったらダメです。
「吠える=飼い主が戻ってくる」と認識してしまい留守番のしつけが困難になります。
慌てず、かまわないようにし、根気よくトレーニングを続けましょう。
留守番の退屈しのぎに咬むおもちゃを与えましょう。
硬いガムやひづめなど噛み応えのあるおもちゃは留守番のときのいいアイテム。
誤飲誤食にならない、安全な素材で作られたおもちゃを与えることが大事。
留守番に慣れさせるコツ
- 短時間から徐々に慣らす
- 留守番前に疲れさせる
- ひとりで楽しめる工夫する
- 外出前後は冷静に振る舞う
短時間から徐々に慣らす
子犬はもちろん成犬に留守番のしつけをする場合でも、短時間から徐々に慣れさせる。
急に飼い主さんが長時間いなくなったら、不安になり留守番が嫌いになります。
少しずつ距離をとり、離れる時間を長くしてステップアップしていきましょう。
留守番前に疲れさせる
長時間留守番させるときは、その前にたっぷり散歩をしたり、運動させ疲れさせることが大事。
疲れてぐっすり寝てくれれば、時間もたつし、さびしい時間も短くなります。
いたずら防止にもなるね。
ひとりで楽しめる工夫をする
退屈を紛らわすために夢中になれるおもちゃを与えましょう。
硬いガムやひづめなど噛むおもちゃを与えることで、おもちゃに集中させ留守番を過ごさせてあげます。
飼い主のニオイがついたタオルをいれてあげるといいですよ^^
また普段の生活でも、犬だけで過ごす時間を作ることも留守番のしつけをするうえで大切。
外出前後は冷静に振る舞う
留守番のしつけで大事なことは「留守番を特別扱いしない」こと。
出かける前に「さみしいよ~」など抱っこして過度なスキンシップをするのは避けましょう。
スキンシップは大切ですが、過度な愛情表現はストレスになることがあります。
離れる時によけいにさみしくなりますよ。
帰宅時も犬が吠えるようであれば、無視し落ち着いてから声をかける。
「いってくるね」「ただいま~」と軽く声をかけるだけにしましょう。
愛犬に留守番させる際の注意点
愛玩動物にとって長時間の留守番は、健康面、精神面、安全面において様々なリスクを伴います。
- 健康面:ストレスによる運動不足
- 精神面:分離不安症の症状と対策
- 安全面:火災や事故への対策
健康面:ストレスによる運動不足
長時間の留守番は、愛犬がストレスを発散する手段を見つけようとするため、問題行動(家具の破壊、吠える、舐めるなど)をおこす可能性がある。
また運動不足による肥満や筋力低下、糖尿病などの生活習慣病のリスク増加。
ストレスによる食欲不振や消化器症状、免疫力の低下の可能性も。
精神面:分離不安症の症状と対策
犬の分離不安症は、留守番中に飼い主から離れることに対するストレスが原因で起こる。
分離不安症の症状は、吠える・噛むの他に家具を壊したり、下痢や嘔吐、自分を傷つける自傷行為などがあります。
飼い主さんと離れることによる不安が原因でこのような行動にでます。
症状を早期に発見し、トレーニングや環境の改善、必要に応じて薬物療法などの対策を講じることが重要。
愛犬の安心感を高め、分離不安症を軽減するために、飼い主の理解と対応が不可欠です。
飼い主がいなくても安心できる環境作りが大切だね。
安全面:火災や事故への対策
留守番中に火災や事故が起きる可能性があるため、家の中の危険物を避け、安全な環境を整えます。
火災警報器や防災用品の準備も必要。
また持病がある場合、留守中に体調が悪化し発見が遅れ治療が遅れる可能性がある。
どうしても長時間留守番させる場合は、ペットホテルやシッターの利用も考えよう。
室内フリーで留守番させる場合は、ケガをさせない・いたずらさせない環境を作ることが大事。
留守番の環境づくり3つのポイント
愛犬が安心して留守番できる環境を作るためには、安全、快適、退屈しないの3つのポイントを意識することが重要。
- 安全なスペース
- 快適な環境
- 退屈しない工夫
安全なスペース
愛犬を留守番させるときは、ケージやクレートにいれます。
特に子犬の場合は、いたずらや誤飲誤食の可能性が高くなるので必ずケージやクレートに入れましょう。
狭い場所にいれるのはかわいそうと思いがちですが犬は本来、狭い場所で過ごすのを好むので大丈夫。
排泄を我慢できる範囲で1~2時間の留守番であれば、クレートにおもちゃをいれて留守番させてもいい。
やっぱりケージやクレートに慣れさせておくのは大事だね。
留守中に家具が倒れるのを防ぐために固定して置く。
部屋には有害な観葉植物、電気コード、小さな玩具など危険なものがたくさんあるので、それをなくしてから留守番させるようにしましょう。
うちの子は紙袋や新聞をぐちゃぐちゃにしました。
快適な環境
長時間の留守番の場合は、ケージやサークルにいれて、動けるスペースをつくる。
その中に水・トイレ・おもちゃ・ベッド(クレート)を入れる。
トイレトレーニングが終わっていない場合は、サークルの床全面にペットシートを敷きつめ、トイレを覚えたら一か所にトイレスペースを作りましょう。
水は、食器に入れるとこぼしてしまうかもしれないので、ケージに設置できるタイプがおすすめ。
長時間の留守番で食事の時間が心配なら自動給餌機を用意しておくことも考えましょう。
室温にも気を付けます。
犬は自分で室温を変えられないので、特に夏場や冬場はエアコンをうまく使い快適な環境で留守番させます。
エアコンの適正温度は。「25℃~28℃程度」を目安に。
退屈しない工夫
長時間の留守番は愛犬にとってストレスに。
できるだけ解消してあげるよう、おもちゃを用意してあげましょう。
硬いガムやひづめなど誤飲誤食にならないようなものがいいです。
飼い主のニオイがついたタオルをケージにいれておくのも安心しますね。
小さいおもちゃは飲み込む可能性があるから、大きいものがいいね。
ペットカメラ
ペットカメラは、愛犬の留守番中の様子をリアルタイムで確認することができる便利なツール。
ペットカメラを利用することで、愛犬が家で安全に過ごしているかがわかる。
リアルタイムで愛犬とコミュニケーションがとれ、遠隔操作でおやつも与えられます。
愛犬になにかあっても、すぐに対処でき、カメラによっては危険を通知してくれるのもある。
長時間の留守番対策
- ペットホテル
- 家族や友人を頼る
- ペット可の旅行に行く
ペットホテル
ペットホテルは愛犬に留守番させる方法としては一番安全。
動物病院で預かってくれるところもある。
いつもいっているペットサロンやかかりつけの病院なら慣れたスタッフがいるので、愛犬のストレスも軽減されますね。
犬を預かるのに設備が整っているので飼い主も安心できます。
家族や友人を頼る
家族や友人など、信頼できる人に愛犬を頼む。
愛犬が信頼している相手なら留守番中のストレスも軽減され、愛犬の様子もすぐに連絡が取れる。
ただし相手が犬の世話になれているかどうか確認しましょう。
ペット可の旅行に行く
愛犬に留守番をさせないためにペットと一緒に旅行に行く。
愛犬と一緒に過ごすことができて留守番をさせる心配がないので安心できる。
ペット可のホテルは、ペットと快適に過ごすために多くの工夫がされています。
道中は、愛犬の体調を考慮しながら旅行を楽しみましょう。
まとめ
留守番時間は犬の種類や年齢、個体差、犬の性格や健康状態などによって異なります。
愛犬の年齢や体調に応じて留守番の時間を調整しますが、子犬や高齢犬は長時間の留守番には適しません。
しかし留守番のしつけをしておくことは、緊急の留守番や災害時のクレートへの避難に必要です。
留守番させるときはいきなり長時間させることはやめて、短時間から徐々に行い慣れさせましょう。
犬にとって、飼い主と離れることは大きなストレスになります。
留守番時間を短くする努力はもちろん、環境を整え、運動やコミュニケーションなど、様々な対策を講じて、愛犬が安心して過ごせるようにしましょう。