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今、鹿肉ドッグフードが注目を集めています。
その理由は、穀物不使用でありながら、豊富な栄養素があり消化器系にやさしい食事が与えられるから。
鹿肉の優れたタンパク質源が、食物アレルギーや消化器系のトラブルを抱える犬にとってどれほど有益かわかります。
この記事では、鹿肉のメリットや選び方、おすすめのドッグフード、そして愛犬の健康に与える影響について詳しく解説します。
一緒に愛犬のために最適な食事を見つけましょう。
鹿肉ってどんな肉?
鹿肉は、犬にとって良質なタンパク源であり、消化しやすく栄養価が高い食材。
アレルギーを持つ犬にとって、チキンやビーフなどの一般的な肉類よりも安全な選択肢となる可能性があります。
鹿肉は、低脂肪でありながら高タンパク、また、鉄分やビタミンB群、亜鉛、などの栄養素も豊富に含まれています。
鹿肉は、犬の健康維持に役立つ栄養素を豊富に含み、消化しやすい肉であるため、アレルギーのある犬にも適しています。
適切な量で与えることで、犬の健康をサポートし、バランスの取れた食事を提供することができます。
鹿肉を犬に与えても大丈夫?
鹿肉は、一般的に犬に与えても大丈夫。
鹿肉は一般的に消化しやすく、アレルギー反応を引き起こすリスクが低いとされています。
また、鹿肉は低脂肪でありながら高タンパクであり、犬の健康をサポートする栄養素を豊富に含んでいます。
しかし初めて与える際は、少量から始め、愛犬にアレルギー反応など症状がでた場合はすぐに中止し獣医師に相談しましょう。
鹿肉の栄養価と安全性
鹿肉は高タンパク、低カロリー、低脂質でそのカロリーは牛肉や豚肉のおよそ3分の1といわれています。
他にも鹿肉は栄養がたくさんあります。
- タンパク質
- ナイアシン
- ビタミンB6
- 鉄
- アセチルカルニチン
鹿肉(ニホンジカ/赤肉/生) | 牛肉(和牛肉/サーロイン/赤肉/生) | |
---|---|---|
エネルギー | 119kcal | 294kcal |
タンパク質 | 22.6g | 17.1g |
ナイアシン | 6.9mg | 5.3mg |
ビタミンB6 | 0.6g | 0.35mg |
鉄 | 3.9mg | 2.0mg |
タンパク質
鹿肉は鶏ささみに匹敵するほど高タンパク質な肉。
タンパク質の2つの役割
①筋肉や皮膚、被毛、骨、血管や臓器など体を構成する役割
②酵素や抗体、ホルモンなどの物質なる役割
鹿肉の脂肪含有量は牛肉や豚肉と比べて約半分以下、タンパク質含有量は約1.5倍と、ダイエット中の犬や筋肉量を増やしたい犬に適しています。
ナイアシン
糖質・脂質・タンパク質の代謝に不可欠。
ステロイドホルモンの生合成、DNAの修復や合成、アルコールの代謝など、私たちが酸素を使って効率よくエネルギーをつくるときに必要。
ビタミンB6
エネルギー代謝の補酵素として重要なビタミン。
ビタミンB6は、補酵素(酵素の働きを助ける成分)として多くのアミノ酸の代謝を助けています。
免疫機能の正常な働きの維持、皮膚の抵抗力の増進、赤血球のヘモグロビンの合成にも欠かせない栄養素。
鉄
赤みの肉である鹿肉は鉄分が多く含まれています。
鉄は赤血球の中のヘモグロビンを作り出し、酸素を全身に運ぶ大切な役割がある。
鉄分には、肉や赤みの肉に含まれる「ヘム鉄」と野菜や穀類、豆腐、海藻類にふくまれる「非ヘム鉄」の2種類があります。
鉄分を効率よく摂取するためには、ヘム鉄と非ヘム鉄を組み合わせて摂取することが大切。
また、ビタミンCを一緒に接種すると、非ヘム鉄の吸収率を高めることができます。
アセチルカルニチン
アミノ酸の一種で、脳機能向上やストレス軽減、疲労回復の効果がある。
牛肉に比べておよそ2倍!
またアセチルカルニチンは、脂肪代謝にも関与していることから、ダイエットにも効果的だといわれています。
鹿肉のメリット・デメリット
メリット
- 栄養価
- 低アレルゲン性
- 消化吸収
デメリット
- 値段が高い
- 入手困難
- 腎臓病・下痢
メリット
栄養価
鹿肉は高タンパクでありながら低脂肪なため、犬の筋肉を発達させるのに理想的な食材。
また鉄分やDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含んでいます。
DHAの効果
・中性脂肪、コレステロールの低下効果に加え、アトピーやアレルギーへの効果が期待。
・脳の神経細胞の情報伝達をスムーズにする働きがあり、記憶力や言語能力などの認知機能、行動能力にも好影響をもたらす。
低アレルゲン性
鹿肉は牛肉や鶏肉などの一般的な肉類と比べてアレルギー反応を起こしにくい食材。
なぜアレルギー反応を起こしにくいかというと、「食べたことがないタンパク質」だから。
アレルギー反応は、特定のタンパク質を異物だと認識して出る症状。
牛肉や鶏肉など、多くのフードに含まれているので食べ慣れている、その点鹿肉は普及していなかったためアレルギーを発症するリスクが低いということです。
このようなタンパク質を「数奇タンパク質」「新奇タンパク質」と呼ぶよ。
ただし全ての犬にアレルギー反応がでないとはいえません。
消化吸収
鹿肉は脂肪が少なく、消化吸収しやすい食材。
消化吸収がしやすいということは、犬にとって体への負担が少なく、栄養素を効率的に吸収できるということです。
デメリット
値段が高い
鹿肉は狩猟から加工まで手間がかかるため、他のおやつより価格が高い。
輸入されたものは安価なものがありますが、添加物が多く含まれているのいるので、少し高くても国産を選ぶのがオススメ
入手困難
近年、鹿肉の需要が高まっているため、販売している店舗は徐々に増えてきていますが、依然として店舗が限られる地域もあります。
今はネットで買えるから便利だね!
腎臓病・下痢
鹿肉はタンパク質や鉄が多く含まれてるため、腎臓病や肝臓病に持病があるわんちゃんは病気が悪化してしまう可能性がある。
また1度に多量に与えると下痢になることも。
鹿肉は高タンパク質なので、一度に多く摂取してしまうとうまく分解できず下痢になることも。
与える際は、獣医師に相談してからにしましょう。
鹿肉ドッグフードの選び方
- 総合栄養食か目的食か
- 原材料の品質
- 鹿肉100%のフードを選ぼう
- タンパク質含有量
総合栄養食か目的食か
総合栄養食は、犬が必要とする栄養基準を満たした「毎日の主要な食事」。
総合栄養食と新鮮な水を与えるだけで、成長段階における健康を維持することができる。
総合栄養食には、そのペットフードが適応する成長段階が必ず表記されているよ。
また特定の栄養の調整、カロリーの補給、食欲増進などを目的とした目的食があります。
これらは商品に「一般食(おかずタイプ)」「栄養補完食」など必ず明記されています。
総合栄養食ではないので、気を付けてください。
原材料の品質
国産鹿肉や、無添加・無着色・無香料のフードを選ぶと良いでしょう。
鹿肉の産地や加工方法など国や公共機関が定めた安全基準を満たしているかどうかを確認することも重要。
鹿肉100%のフードを選ぼう
愛犬に食物アレルギーがあり、鹿肉を考えているなら、鹿肉100%のものを与えてみましょう。
鹿肉メインの単一タンパク質のフードを与えてみてアレルギー反応がでるかどうか観察してください。
タンパク質含有量
AAFCOの基準によると、総合栄養食には子犬期では22.5%以上、成犬期では18%以上のタンパク質を含むことが必須。
愛犬の年齢や活動量に合ったものを選びましょう。
◆参考文献
鹿肉を与える際の注意点
- 初めて食べさせる時は少量から
- 品質の良い物を与える
- 鹿肉だけでおなかいっぱいにさせない
- アレルギー症状が出たらすぐに獣医師に相談
初めて食べさせる時は少量から
鹿肉を初めて与える場合は、少量から始めて、犬の反応を注意深く観察しましょう。
消化器系のトラブルやアレルギー反応などの症状が現れた場合は、直ちに与えるのを中止し、獣医師に相談してください。
与える量や頻度に注意しましょう。
品質の良い物を与える
鹿肉を与える際には、品質の良いものを選びましょう。
新鮮で安全な食材を使用することが重要。
加工品や保存料が含まれていない自然な食材を選ぶことが望ましいです。
鹿肉だけでおなかいっぱいにさせない
鹿肉は低脂肪であり、ダイエット中の犬に適しています。
しかし、栄養バランスを保つためには、他の栄養素も考える必要があります。
鹿肉を与える際には、獣医師や栄養士に相談して、適切な食事プランを立てることが重要。
アレルギー症状が出たらすぐに獣医師に相談
鹿肉は低アレルゲン性ですが、絶対にアレルギーがでないとはいえません。
もし愛犬にアレルギー反応などの症状があらわれた時は、すぐにかかりつけの動物病院を受診しましょう。
おすすめの鹿肉ドッグフード
犬の管理栄養士の視点から、以下のような犬に鹿肉のフードがおすすめ。
- 肥満傾向にある犬
- 去勢・避妊手術後の体重管理の為
- 皮膚疾患を持つ犬
- 食物アレルギーを持つ犬
- 健康維持に役立つ食事を与えたい
鹿肉のおすすめフードを3種類にわけて紹介します。
ドライフード
ZEN プレミアムドッグ グレインフリー ベニソン
とにかく国産の野生鹿の品質にこだわってつくられた、穀物不使用のフード。
野生の鹿は、抗生物質やホルモン剤の残留リスクがない食材。
衛生的に管理された日本国内の工場で製造されているから、安定供給が可能。
小麦や大豆、鶏卵などの食物アレルギーになりやすい原材料を使用しないのはもちろん、工場でも一切不使用。
アレルギーのあるわんちゃんに食べさせてあげたいね。
種類 | 総合栄養食 |
対象年齢 | 全年齢 |
対象犬種 | 全犬種 |
原産国 | 日本 |
主原料 | 日本鹿生肉、あずき、乾燥さつまいも、乾燥じゃがいも |
粗タンパク質含有量 | 27.5 %以上 |
ドッグスタンス 鹿肉ベーシック
国産の鹿肉を使用し、大量生産せず丁寧に作り上げられたフード。
食材の良さを活かすために、低温調理されています。
牛肉が入っているので、ビーフアレルギーの犬は食べられないよ。
種類 | 一般食 |
対象年齢 | 全年齢 |
対象犬種 | - |
原産国 | 日本 |
主原料 | 鹿肉(生)、全粒大麦、牛肉、玄米、ココナッツ果皮、大豆 |
粗タンパク質含有量 | 26%以上 |
ナチュラルバランス スウィートポテト&ベニソン
使用するタンパク質(鹿肉)・炭水化物(スイートポテト)を1種類に限定することで食物アレルギーに配慮したプレミアムフード。
スウィートポテト(さつまいも)は、上質なカリウムを多く含んだ栄養価の高い野菜。
牛や鶏、豚などの動物性タンパクにアレルギーを起こしてしまう愛犬に試してみては。
アレルギー対応フードとして作られたんだね。
種類 | 総合栄養食 |
対象年齢 | 全年齢 |
対象犬種 | 全犬種 |
原産国 | アメリカ |
主原料 | スウィートポテト、ベニソン、ポテト、ポテトプロテイン、エンドウ豆プロテイン |
粗タンパク質含有量 | 20%以上 |
ウエットフード
テラカニス グレインフリー 鹿肉 400g
穀物・乳製品フリーなので、アレルギーをもっている愛犬に適しています。
鹿肉・野菜・果物などの愛犬の健康維持に必要なバランスの取れた手作り食。
ドイツ・バイエルンの伝統的な肉屋で製造されているので安心・安全
種類 | コンプリート食 |
対象年齢 | 成犬 |
対象犬種 | 全犬種 |
原産国 | ドイツ |
主原料 | 鹿の筋肉(55%)、にんじん、ズッキーニ、ジャガイモ |
粗タンパク質含有量 | 10%以上 |
「総合栄養食」も「コンプリート食」も同等の基準で作られたフードだね。
ベッツラボ 鹿肉とさつまいものアスピック
良質なタンパク質を含み鉄分豊富な鹿肉と、食物繊維を多く含み加熱によって甘味がでるさつまいもを合わせたゼリー仕立てのごはん。
食材は細かくカットされていてゼリー仕立てになっているから、歯が弱い子や高齢犬も食べやすい。
スプーンでほぐすとバラバラになるから、トッピングに使うとフードと混ざり合って最後まで美味しく食べてくれる。
ベッツラボのキッチン&アスピックシリーズは私も愛用してます。
一般食なので、単体で使うというより今食べているフードのトッピングとして使っています。
このシリーズは、カンガルーや鱈などもあるので、アレルギーのあるわんちゃんも楽しんで食事できます!
種類 | 一般食 |
対象年齢 | 生後6カ月未満の幼犬には与えない |
対象犬種 | 全犬種 |
原産国 | 日本 |
主原料 | 鹿肉、さつまいも、にんじん、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等) |
粗タンパク質含有量 | 5.5%以上 |
生肉
ハウンドカム エゾ鹿生肉
ハウンドカムの生肉は小分けパックに分かれてるから、欲しい分だけ切り離せて便利!
生肉のままあげてもいいし、苦手な子には焼いてあげてもいい。
なかなかごはんを食べてくれない愛犬の食いつきサポートに大活躍。
初めて与える時はティースプーン1杯ほどを与えてください。
種類 | 一般食 |
対象年齢 | 生後6カ月未満の幼犬には与えない |
対象犬種 | 全犬種 |
原産国 | 日本 |
主原料 | 鹿肉、さつまいも、にんじん、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等) |
粗タンパク質含有量 | 18.8%以上 |
まとめ
鹿肉は、栄養価が高く、アレルギーを持つ犬にとって安全な食材。
鹿肉ドッグフードを選ぶ際には、原材料やタンパク質含有量、アレルギー対応など確認しましょう。
獣医師に相談しながら、愛犬に最適なフードを見つけることをおすすめします。
私はおやつに鹿肉ジャーキーを与えてます。
フードを与えるのを考えている方は、まずはおやつから考えてみはいかがでしょうか?